第04条迷惑になります。
空き家は、周りに迷惑をかけます。瓦や外壁が飛散し、庭木や雑草が伸び、悪臭を放ち、犯罪に利用されるなど。結果として、周辺の資産価値も低下するかもしれません。空き家は、もはや所有者だけの問題ではありません。
周辺の迷惑となる例
●危険が及ぶ
劣化による外壁はく離などにより、隣家や通行者の通行の妨げになったり、けがをさせる場合があります。また、台風や地震などの災害時には、屋根瓦の飛散、ブロック塀の倒壊など、いっそう危険性が高まります。また、これらが近隣住宅に損害を与えると賠償請求を受ける可能性もあります。
●不衛生になる
すみついたネズミや野良猫は、空き家だけにはとどまりません。周辺の家にも、ノミやダニ、病原菌などを媒介するなど、衛生上も悪影響を及ぼします。
●景観を損なう
伸びっぱなしの庭木や雑草は、見た目にも好ましくありません。
●その他の迷惑
草木が隣家や道路まで伸びると、通行の妨げになります。空き家にはゴミが不法に投棄されるおそれがあります。また、放火や犯罪者の潜伏など、犯罪の誘発にも繋がりかねません。
あなたの住まいだけでなく、地域全体の価値を低下させるおそれがあります。
事例2:台風による空き家の倒壊
2018年6月の地震、7月、9月及び10月の豪雨や台風で、空き家が周辺に迷惑を及ぼしました。
大阪府北部地震により、空き家の一部が倒壊し、隣家の外壁を破損
台風の強風により
- 空き家の外壁が倒壊し、隣のマンションを破損
- 空き家の屋根材が飛散し、隣家の窓を破損
- 空き家の屋根瓦が隣家敷地内に落下
- 道路を塞ぐようにして空き家が倒壊し、通行止めが発生
- 空き家のトタンが飛散し、隣家の倉庫の屋根を破損